いまや、新上五島町における高齢化率は33%を超える勢いであり、地域における認知症介護のニーズもこれに比例しつつ高まってきています。
このような状況下で、認知症は当事者や家族だけの問題でなく、地域のみなさんの理解や見守りが必要となっていることを受け、また、町内の事業所間の意見交換、交流を図り、地域における認知症介護のネットワークづくりを目的として、長崎県内外遠くは栃木県から認知症介護のプロフェッショナルの講師10名をお迎えし、1月16~17日の2日間に渡り、「第2回認知症介護実践者セミナーin新上五島」を開催いたしました。

2日間に渡り延べ128名もの参加者が集まり、認知症とはどういったものなのか、認知症高齢者とどう接したらいいのか、自分の事業所ではこんな工夫をしています...など、講義、演習、意見交換などを行いました。

特に、佐世保からIターンで上五島へ移り住んだ寅治さんとよし子さんの事例(仮)を基に、実際に認知症高齢者とのやり取り(ロールプレイング)を参加者に演じていただきましたが、幾通りものやりとりがあり、認知症高齢者への接し方に正解はなく、その人の性格・これまで送ってきた人生等を振り返りそれを加味しながら、様々な場面で様々なパターンのケアを行う必要があることを学びました。

認知症介護に関するセミナーについては、今後とも継続して実施していく予定ですので、地域の多くの皆さまにご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。



セミナーの様子を動画にてご覧下さい!↓